◆SDGsの関係でマルワさんのご協力のもと、2020年11月にフェアビーンズ林口を取材していただきました。フェアビーンズの立ち上げの経緯とフェアビーンズの取り組みについて紹介をさせていただいています。↓
ニカラグア・セゴビア地方の山奥のコーヒー生産現場です。林口が1年間活動していたアメリカのフェアトレード認証団体のスタディーツアーがニカラグアを訪れる際に、ちょうど林口もセゴビア地方の奥地のコーヒー生産現場に滞在してたため、PRODECOOP協同組合の事務所のあるニカラグアのエステリまで戻って合流しました(遠い国の遠い場所で知り合いに会うという非日常にとてもワクワクしました!)。そのまま一緒にツアーに参加した時に出会った生産者です。
「フェアトレードのおかげで、共同で使用しているデパルピングマシン(注:コーヒーの実から実をはぎ取る機械です)にモーターを取り付けることができた。」「コーヒーの加工場所を(働きやすいように)作り直すことができたよ。」
彼はそう説明してくれました。
コーヒーチェリーの詰まったバッグを運ぶ子供。セゴビア地方でもホンデュラスにほど近い山間に位置するサンルーカス地区に滞在していた時に出会いました。この地域ではまだほとんどの生産者がフェアトレードの協同組合には入っていません。標高も高く、森の緑も濃く、良質なコーヒー豆を生産する地域です。電気や水道などのインフラはもちろんありません。この地域の家は下記のような泥とブロックで作られたものがほとんどです(セゴビア県サンルーカス地区、ニカラグア)
同じくニカラグア奥地のサンルーカス地区です。コーヒー生産地の山道を道なりに歩いていた時に出会った少女です。靴は履いていません。手前の箱の中ではコーヒー豆を乾燥させています。
こちらはグアテマラ滞在中。林口自撮り写真です(周りに誰もいなかったので)。この時26歳です。グアテマラ南部の街レタルレウから乗合いのピックアップトラックで1時間ほど(=軽トラックの荷台に乗って1時間ほど)、Manos Campesinas協同組合に属しているコーヒー生産協同組合に滞在したときは、コーヒーの花が満開になるタイミングでした。具体的な予定のない日に農園で必ずしもいつも生産者に出会うわけでもないので、森の中のコーヒー農園でなんとなくこんな写真をとったりしたこともありました。
中米滞在も半年ほどになり、スペイン語にも苦労しなくなるころだったこともあり、コーヒー生産コミュニティーの人たちととてもたくさんのコミュニケーションをとることができた時期でした。地元の子供たちとも仲良くなり、たしか地域の学校のアティトラン湖(世界で最も美しい湖の一つに数えられています!)への遠足にも参加させてもらった記憶があります。
↑PRODECOOP代表メルリン・プラザ(中央)とフェアビーンズ林口(右)。2001年1月、PRODEOOPコーヒー施設前にて。(左はアメリカのコーヒー会社ThanksgivingCoffee社長のポール・カツェフ氏) つづく。