ゲランドの塩 セル・マリン(細粒塩)

マグネシウムが豊富なさらさらとして細かい粒状の塩です。煮込み料理・肉/魚料理・パスタ・サラダなど、すべての料理に向いています。

【内容量】500g
【輸入元】オルタートレードジャパン
【成分】
塩化ナトリウム(Nacl) 96%
硫酸イオン(SO4) 0.91
マグネシウム(Mg) 0.39
カルシウム(Ca) 0.19
カリウム(K) 0.13
(分析:食品環境検査協会)

【ゲランドの塩とは】
フランス西海岸、ブルターニュ地方にゲランド塩田はあります。 太陽と風の力、粘土の地層を活かした構造を持つこの塩田で 9世紀以来、機械をほとんど使わない伝統的手法を用い、 塩職人(パリュディエ)の手により『ゲランドの塩』は生産されます。
 自然環境を最大限に活かしたこの製法で作られる『ゲランドの塩』は、 古くはブルボン王朝時代から今日に至るまで、 フランス料理の名シェフたちから高い評価を受け続けています。

【産地紹介】
フランス西海岸ブルターニュ地方で古くから繁栄してきたゲランド塩田。近代に入り、消滅の危機に瀕したこの塩田は、
塩職人たちの手により30年の歳月を重ね再生、復興が成し遂げられました。

繁栄から衰退へ 
ゲランド地方における製塩業の歴史は古く、現在のような塩田技術は9世紀以前から存在していたと考えられています。その後16〜18世紀には、肉や魚を塩漬けで保存していたことから消費も伸び、ヨーロッパ中の注文を受けて、ゲランド塩田は発展を遂げていました。

しかし、19世紀になるとその勢いに陰りが見え始めます。戦争の影響や新産地の誕生などにより、塩職人の生活は苦しくなり、塩田を売り出したり、放置され荒れ地と化していきました。当然、後継者も減り、ゲランドでの塩産業自体が衰退していきました。特に20世紀初頭から工業塩が大量生産され始めたことで、ゲランドの塩職人はより厳しい状況に追い込まれていきました。

開発の波との闘い
1968年にはこの地方でリゾート開発計画が持ち上がりました。これが実現されればゲランドの塩田が消滅するのは確実でした。しかし、すでに少数になっていた塩職人たちはこれに抵抗、開発計画への反対運動や、輸入塩荷揚げ反対運動を展開していきました。

新たな運動
1972年には協同組合の前身の「ゲランド塩生産者集団」を発足。今までの個人販売から共同貯蔵を開始し、仲買人への交渉力を手にしました。同じ時期フランスでは1968年の学生運動(所謂「5月革命」)の中で、資本主義を問い直す思想運動が広まり、「自然に帰れ」や「都市から農村へ」といった合言葉も生まれ、問題意識をもった若者たちが塩職人の運動に加わるようになりました。もともとリゾート開発反対運動への参加でゲランドに出会ったシャルル・ペロー氏を中心とする、この68年世代がその後のゲランド塩田を再生していく活力となるのです。

一方、開発計画に反対する環境保護運動を契機として、生物学者・生態学者などがこの地の調査研究を進め、塩田の生態系の豊かさが明らかになってきました。そして都市からゲランドにやってきた新たな世代はこれらの研究と連帯し、1996年ゲランド塩田を国の自然保護区とすることに成功したのです。


販売価格 930円(税込1,005円)
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